こんにちは。ダイバーシティコンサルタントの添田です。
現在、社会ではコロナウイルス感染拡大という未曾有の事態で
日々対応に追われ、この先何が起きるかわからないといった状況が続いています。
弊社でも主に集合研修という形で皆様にメッセージをお届けしてきた弊社にとって
今回の事態は、新たな研修のあり方を考えることとなりました。
今回は先日弊社で初めて実施をしたオンライン研修について
実施の背景や、オンラインならではのメリット・デメリットについてご紹介できればと思います。
どうしても今、このメッセージを届けたい
今回ご支援をさせて頂きましたのは、愛知県の製造業で
4.5年前からお付き合いをさせて頂いているお客様です。
講師は株式会社アイズプラスの池照講師にご登壇頂き実施いたしました。
最初は、集合の想定で研修を企画し講師とご担当者様とともに準備を進めていました。
そんな最中、コロナウイルスが社会に大きく影響をもたらすこととなったのです。
お客様の社内では、人が集まる研修は控え延期や中止の対応をとる流れで話が進んでいたそうです。
しかしながら、ご担当者様の
「どうしても今、このメッセージを社員に届けたい」という強い思いから
研修の内容を変えずに、集合からオンラインという形に変え実施することとなりました。
オンライン研修ならではのよさと大変さ
今回は管理職手前の女性社員を対象に、ご担当者様と受講生は2拠点に分かれて集合、
講師と弊社事務局は、関東からオンラインという形で参加いたしました。
オンラインの実施で1番大変なことは、大きく2つです。
1つめは、あらゆる事態を想定した事前準備が必要なことです。
あらゆる事態とは、特に通信環境のことを指します。
今回は、受講生の皆様が各拠点に集まって頂いたので、端末数がさほど多くなく
大きく影響はありませんでしたが端末数が増えるほど、
不具合に備えた通信環境の準備と研修の時間的余裕が重要です。
2つめは、すべて文字情報でやりとりをしなければならないことです。
集合していれば見える受講生の顔や、場の雰囲気等
言葉では読み取れないところを講師に伝えるために密に連携をとる必要があります。
ZOOMに関してお伝えをすると、映像による講師からの投げかけの他に
チャットを用いてコミュニケーションを図ります。
本来集合していることで感じることのできた受講生の感情や場の雰囲気が
映像上で読み取りにくいことが大変なポイントであると感じます。
とはいえ、このようにオンライン研修の検討を余儀なくされた今回の事態は
研修の新たな形を考えるきっかけになったように感じます。
これからは、集合とオンライン(Eラーニングも含む)をいかに組み合わせて
効果を最大化するかをデザインすることが重要になっていきます。
学びは「自分で体感する」ことがインプットする知識の腹落ちに重要になります。
その為、人と集まり何かを感じる時間を設けることは変わらないでしょう。
その中で、各社様の課題や状況に合わせて学びをデザインしていくことが
受講生の学びの効果を最大にすることにつながると感じます。
弊社からはこういった事例のご紹介等情報発信をしていくことや
ご担当者の皆様の直接お困りごとをお伺いしていく中で
是非、これからの研修を考えることをご一緒できればと思います。
先の見えない大変な事態ではありますが、この状況を
一緒に乗り越えていきましょう。