こんにちは!
ダイバーシティコンサルタントの門野(かどの)です。
WisHでは“目からウロコが落ちる”情報提供の場、
名付けて「目ウロコセミナー」を定期的に開催しています。
毎回テーマを変えながら開催している好評のセミナーですが、
先日2023年3月24日(金)には、
「30~40代女性のキャリア停滞問題にどう対処する?
マミートラックから抜け出せないモヤモヤ層こそキャリア後半戦に向き合わせる!3つのポイント」を開催いたしました。
(セミナーの詳細はこちら)
今日は、このセミナーの様子を振り返ってみたいと思います!
今回登壇いただいたのは、
女性のキャリア支援をライフワークとし、
5,000人を超える女性のキャリア相談実績を持つ、
堀江聡子講師です。
講師
Akiko Horie
はぐキャリア合同会社 代表
<資格>
・国家資格キャリア・コンサルタント
・日本経済団体連合会認定キャリア・アドバイザー
・女性労働協会認定講師
自己紹介
國學院大学 法学部法律学科卒業
学生援護会(現;インテリジェンスに吸収合併)、リンクアンドモチベーション、日立総合経営研修所を経て、女性のキャリアを専門としたキャリアコンサルティング事業を開始。
2015年にはぐキャリア合同会社を設立。代表に就任。キャリア相談実績は、5,000人を超える。一貫して企業人事に関わるパートナーとして、採用・育成・制度設計・風土改革のコンサルティングに従事。ターゲットの課題やニーズに応じた研修プログラム開発やプロジェクトマネジメントを得意とする。
今回のセミナーで取り上げたのは、育休や時短勤務をきっかけとして、
キャリアが停滞してしまう、主には30代以降の女性社員です。
これを組織視点から見れば、特定の階層に“滞留”している“モヤモヤ層”というわけです。
しかし、なぜこのようなキャリア停滞と滞留、そしてモヤモヤ層が生まれてしまうのでしょうか?
堀江講師はこれらの本質的な要因として、以下の3つを挙げていました。
このような複合的な要因により、女性社員の“滞留”は生まれているのです。
ただし、「実はこの層へのアプローチが女性管理職比率を向上させるカギでもある」と、
堀江講師は言います。
今、“滞留”してしまっている30代~40代の社員が見てきた女性管理職は、
制度や環境が現在ほど整っていなかった中で邁進してきたスーパーウーマンたち。
「あんな風にはなれない」という諦めもあって、“滞留”しているのではないでしょうか。
しかし、この“モヤモヤ層”は、今の若手世代から見れば、自分たちの将来の姿です。
スーパーウーマンではない普通の女性だからこそ滞留してしまった層が、
今後どう活躍するのか見せることは、
組織内の多様なロールモデル、多様な管理職像を作っていくことにつながるのです。
続けて堀江講師からは、“モヤモヤ層“が生まれ、いつしか”権利主張層“へ成長してしまう、
パターンについて解説がありました。
限られた時間で一生懸命取り組んでいても、想定外のことばかり起こるのが育児です。
育休復帰者は周囲に負担をかけているという罪悪感や後ろめたさを抱え、
責任ある仕事には取り組めず、苦しい立場に追い込まれてしまうことも。
この苦しさから逃れようと、諦めが生じ、権利主張型の社員になってしまうことがあるのです。
一方で、この“モヤモヤ層”は社内の状況をよく知る情報通であったり、
女性社員同士のオフィシャルでない人脈を持っている等、
意外な力を発揮してくれる場面もあると言います。
もちろん、個人の特性によるため一概には言えませんが、
横断プロジェクトや部署間連携の際、頼ってみるのも一手です。
堀江講師からは、“モヤモヤ層”にどうアプローチすべきかという観点で、以下3つのポイントが示されました。
この3つのポイントについては、まさに「目からウロコ」だったのですが、
とてもこの記事内では書ききれませんので、詳細を知りたい方は、
ぜひ本セミナー担当:門野までご連絡ください!
また、今回のテーマのみに限らず、堀江講師による研修・ワークショップ・コンサルティングが
どのような内容か知りたい!という場合も、ぜひお気軽にお問い合わせください。
今後も弊社では、様々なテーマで「目ウロコセミナー」を開催してまいります。
皆様のご参加をお待ちしております!
>>目ウロコセミナーの情報はこちら
https://www.re-wish.co.jp/seminar/
Writer
Shizuka kadono
ダイバーシティコンサルタント
プロフィール
子供の頃から「“バリバリ”働くかっこいい女性像」に憧れを抱き就職。しかし徐々に“バリバリ”への違和感を持つように。BtoBイベント事業会社、スタートアップ企業を経てWisHへ参画。誰もが自分らしく、健やかに働ける社会を目指すコンサルタントとして奮闘中。