組織開発の手段のひとつに、「ダイバーシティ＆インクルージョン（Ｄ＆Ｉ）」があります。組織の多様性を認め、心理的安全性を向上させることで、職場のコミュニケーションやチームビルディングを円滑に進めようとする試みです。
ダイバーシティに対する認識は、立場やポジションによってその理解が大きく異なります。認識の異なる相手と仕事を進めていたのでは、言いたいことも言えず、新しいアイデアも生まれません。
それぞれの人が安心して異なる意見を発信できる状態を、「心理的安全性が高い」と表します。
「なにをもって安全とするのか」については、前述したようにそれぞれの立場やポジションで考え方や捉え方が異なります。そこで重要となるのが、「対話力」です。
では、心理的安全性の向上に必要な対話力とは、どのようなものなのでしょうか？