女性活躍推進の専門性を武器に、ダイバーシティのなかでも特にジェンダーを中心に取り組んでいるWisH株式会社代表取締役の清水美ゆき氏にご登壇いただき、心理的安全性の向上に必要な4つの対話力についてお伝えいただきました。
WisHプロフェッショナルパートナー講師
Miyuki Shimizu
WisH株式会社 代表取締役
パーソナル・アイデンティティ研究所 所長
経歴
女性のキャリア支援をミッションとしており、これまでに多数の大手企業にて女性のキャリア研修を企画・プロデュースしており、その多くの経験を活かし、女性活躍推進に関する内容を専門とするWisH株式会社を設立。女性を応援する『ハピ女カレッジ』代表として「仕事もプライベートも全部!自分らしく輝きながらはたらく女性をたくさん生み出す」をミッションとして活動。その実績を活かし、2020年11月『パーソナルアイデンティ研究所』と社名をあらため、 人の可能性を引き出すためのオリジナルメソッドを組み立て、現在は女性だけに限らず様々な人々を対象に全国各地にて講座・講演を実施している。
リモートワーク化が急速に進むなか、職場のコミュニケーションやチームビルディングの方法に頭を悩ませている管理職の方は後を絶ちません。
一方でリモートワークの普及以前から、ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)に注目する企業は増えていました。働き方が大きく変化した今でも、現状に合わせて推進する流れに変わりはありません。
では、D&Iを推進すると何が起きるのでしょうか?
ダイバーシティに対する認識は、立場やポジションによってその理解が大きく異なっています。
この表を見てもわかるように、経営側と現場側では、ダイバーシティの認識レベルに大きな差があることがわかります。
つまり、どの視点に立つかによって伝わり方も変わるため、シチュエーションに合わせて注力する部分を変える必要があるというわけです。
今までやっていたことを変えるためには新しい知識が必要なうえ、これまでのパターンを壊すことで不具合が生じることもあるでしょう。とりわけ初期に組織の混乱ややりづらさが生まれることは否めません。
上記の流れは、個人でも組織でも同様です。
はじめは逃避やストレスがあって当然で、「D&Iをやればすぐに成果があがる」わけではなく、むしろ一旦成果や結果は下がる時期があるでしょう。
しかし「未来のためにはやらなければならないこと」と許容し、前向きに実行できるようになることで、停滞や葛藤を繰り返しながら変化・成長を遂げていきます。
組織として、今どの段階にあるかを見極めながら進めていくことが大切です。
次回、Part2ではD&I推進の在り方や進め方を見つめ直します。
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