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ダイバーシティ Café - イベントレポート

WisH主催 目からウロコセミナー
【イベントレポート】
強みにフォーカスしたライフ×ワーク×ファミリーの
相乗効果で 子育て社員のリーダーシップが加速する!
~育休を自信喪失から自信創出の期間に変える
全方位を味方につける強み発揮5つのベクトル~
2019.09.18

【イベントレポート】WisH株式会社主催 女性活躍推進HRDセミナー 2019年6月25日

強みにフォーカスしたライフ×ワーク×ファミリーの相乗効果で
子育て社員のリーダーシップが加速する!
~育休を自信喪失から自信創出の期間に変える
全方位を味方につける強み発揮5つのベクトル~

 

【講師】みせキャラFounder     楠 麻衣香

育休ママ社員の復職は喜ばしい一方で、職場には色々なホンネが渦巻いています。

「いざ復帰してきたけれど、サポートの仕方がわからない」 という上司のホンネ
「保育園の呼び出しや行事などで、在籍時間が短くて正直困っている」 という職場のホンネ
「復帰後に管理職を目指すような女性社員が少ない」 という人事のホンネ…

当事者であるママ社員も職場復帰前は
「本当に前のように職場復帰できるだろうか」という不安からのスタート。

このような問題は、実は復職前からのママ社員へのサポートが必要不可欠です。

今回のセミナーでは、ストレングスファインダーの診断を用いた
育休復職者職場活躍プログラムの一部をご紹介させていただきました。

 

 

【講師紹介】 楠 麻衣香
みせキャラFounder ストレングスプロデューサー
米国Gallup認定ストレングスコーチ
一般社団法人コーチングプラットフォーム認定コーチ
The Bob Pike Group認定プロフェッショナルトレーナー

 

◆略歴:
2003年中央大学総合政策学部卒。
経営コンサルティング会社、外資系研修会社を経てリ・カレントに参画。
33歳で出産、7か月で職場復帰をするも、かつてのように働けず処遇が変わった
ことでマミートラックを経験して腐っていた経験もあり。
2019年ストレングスプロデューサーとしてフリーランス活動開始。
個人の中に眠る可能性を解き放ち、
魅力的なキャラクターとしてその人を魅せていきたいという強い思いから、
自分を好きになれるように1人ひとりの強みを引き出す。

 

 

 

 

1、育休から職場復帰するために必要な5つのベクトル

今回のセミナー冒頭では、産休・育休社員の取り組み・課題を共有していただくことから始まりました。

 

 

シェアしていただいた内容としては、下記のような声がでていました。

〈取り組んでいること〉
・時短、フレックス
・パパ・ママランチ交流会
・在宅勤務
・メンタリング
・職場上司との面談
・育休中のマネジメント研修
・復職前面談
・テレワーク
・社内保育所
・ワーキングマザー会の定期開催
・短時間勤務制度の選択肢の増加

 

〈課題・問題点〉
・産休・育休のフォローアップ
・繫忙期の帰りづらい雰囲気
・テレワークシフト勤務の推進
・店舗社員の産前産後の労務環境が過酷
・夜のイベント(懇親会)が多い
・病児保育施設づくり
・休み明けの浦島太郎状態
・家庭内の分業、協力体制のバックアップ
・先輩ママがいない
・出来ないが言えない環境
・復職社員を部下が初めての上司が多く、采配が不慣れ
・先輩ママ社員の経験が聞ける機会
・休み中の研修受講
・育休中の時間の有効活用

 

シェアでも上がりましたが、育児環境での不安や孤独感であったり、
会社の情報が遮断され取り残され感を感じたりと育休復帰社員を取り巻く現状は色々あります。

育休を自信喪失から自信創出の期間に変える5つのベクトルを講師よりお話をしていただきました。
キーワードは『自分×仕事×職場×家庭』

ベクトル1「自分」
・自分の本当のニーズを知る
・自分の状態に気づいてメンテナンスをする
・エネルギー漏れを止める

ベクトル2「社会」
・つながりを保つ
・復帰に向けての準備時間を取る

ベクトル3「家族」
・家族でチームとなる
・約束事やルールを決める

ベクトル4「職場」
・頼り、信頼される自分になる
・状況や背景を知ってもらう

ベクトル5「自分」
・スモールチャレンジを決める
・つくりたいキャリア、なりたい自分に向けて具体的な行動にうつす
・自分の状況を周囲に発信する

 

一つひとつの項目を具体的な事例を交えてお話をしていただきました。
皆さん、参考になる部分をメモにとられていました。

 

 

2、ストレングスファインダー® 

今回は、事前に参加者の皆様には、
「ストレングスファインダー診断」(有料)を事前受験いただきました。

ストレングスファインダー®は、世界25ヵ国以上から高い評価を得ており、
日本だけでおよそ50万人が受検しています。
アメリカの世論調査&コンサルティングのGallup社が
50年以上にわたって様々なビジネスパーソンへのインタビューの分析やポジティブ心理学などをもとに
開発した「資質診断」ビジネスツールです。
177個の質問に答えると自分の強みの源泉と、その活かし方を知ることができます。
自分の持つ才能を34の資質に分類し、
最も特徴的に発揮することのできる上位5つの資質(=※強み)を明らかになります。
※強み=特定の作業において、ポジティブな結果を一貫してほぼ完璧に生み出す力

強みは、苦労せずに簡単に発揮できることだったり、無意識に出来ていることだったりするため、
自分では「強み」としての自覚がなかったりします。
診断で明らかになることで、自分では気づいていない「強み」を知ることもできます。

 

ストレングスファインダー®の34の資質は4つのグループに分かれています。
・実行力(アレンジ​、回復志向、規律性、公平性、慎重さ、信念、責任感、達成欲、目標志向​)
・影響力(活発性、競争性、コミュニケーション、最上志向、自我​、自己確信、指令性、社交性)
・人間関係構築力(運命思考、共感性、個別化、成長促進、親密性、調和性​、適応性​、包含、ポジティブ)
・戦略的思考力(学習欲​、原点思考、収集心、戦略性​、着想​、内省​、分析思考、未来志向)

それぞれのグループの特徴について詳しく解説していただきました。
資質の組み合わせは上位5つの組み合わせだけでも3300万通りもあり、
環境や役割によって結果が変化することはあるが、大きく変わることはない​とのことです。

 

事前に診断を受けていただいているので、参加者の皆様の診断結果を踏まえながら、
それぞれの資質の特徴を具体例をふんだんに盛り込み、解説をしてくださいました。
また、グループシェアの時間もたくさん取り入れたことにより、
日常や職場での資質の活かし方、活用、対応策などが
イメージでき、ご理解いただけたのではないかと思います。

 

 

3、ワーク体験

 

実際に資質を深めていくワークを体験していただきました。

現在、しんどいと感じていること、ツライ、元気がでないと感じていること、
育休、産休経験のある方はその時のことを思い出し、
自分の資質をどう活かしてあげたら、エネルギー漏れを防ぐことができるのか。
どう満たしてあげたら、イキイキとできるのか。
ご自身の資質の特徴を踏まえて考えていただきました。

 

ご自分の強み、特徴を知ることで、職場や日常で活かし、より力を発揮することができ、
また、弱みを知ることで、周りに理解してもらい協力を仰ぎながら力を発揮することができる。
資質を理解し、活かすことで自分らしくイキイキと働くことができる一歩となることを
体感していただけたのではないかと思います。

 

 

【参加者の声】実施後アンケートより抜粋

「意見交換がためになった」

「研修、面談に組み込めそうな内容だった」

「細かく説明していただき理解が深まった」

「イメージしやすく例をあげて解説していただき分かりやすかった」

「ストレングスファインダーの特性を1つずつ細かく説明をして頂いたことで理解が深まった」

「各テーブルに講師がついていただき、自身の資質を理解しながら進んだので理解が深まりました」

 

 

【担当プロデューサーより】
ダイバーシティコンサルタント 添田聡美

今回は女性活躍推進のなかでも、育休復職者に関するセミナーとして
ストレングスファインダーという診断ツール用いて考えていただきました。

育休復職者に関する企業様の課題としましては、特に
育休復職者が増え単一のロールモデルだけではうまくいかなくなってきた
復帰して自信を喪失してしまう人が多い
復職者の仕事内容が雑務になりがち
充実した制度があっても利用者は少ない
との声が多く上がっておりました。

今や、出産育児後に復帰する女性が主流になっており、
育休復職者にも様々な働き方、育児の仕方があるのです。

自分自身の強みや資質いかしながら、
職場・家族と協力して仕事や育児をするために
日頃から相互にコミュニケーションをとり続けることが必要です。
そのためにストレングスファインダーという診断ツール用いることは
自身を理解し理解・コミュニケーションの促進につながる有効なコンテンツです。

育児復職者の社員の方向けはもちろんのこと
職場の方・ご家族にも応用できるコンテンツでございますので、
まずはお気軽にご相談いただければとおもいます。

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