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WisH主催 目からウロコセミナー
【イベントレポート】「普通の中間管理職」が「イクボス」になるために必要な6つのこと
2018.06.27

【イベントレポート】WisH株式会社主催 女性活躍推進HRDセミナー 2018年05月23日

 

「普通の中間管理職」が「イクボス」になるために
 必要な6つのこと

 

~「マインド」×「スキル」で現場の中間管理職のイクボスへの
            悩みを解決する!実践型イクボスセミナー~

 

【講演者】株式会社Waris 長谷川晃司(WisHプロフェッショナルパートナー)

 

今回の企画では、「働き方改革」、「女性活躍推進」に伴い、
「イクボス」の重要性が高まっていることへスポットライトを当ててみました。

イクボスの考え方は理解するものの、自分事としてとらえきれない、
具体的な行動に移せない、”腹落ち”していない管理職も多く、
特に現場の最前線に立つ中間管理職層では、様々な業務や目標に追われる中で、
イクボスの育成まで手が回らないという声も多く聞かれます。

今回のセミナーはそんな悩みを抱える中間管理職のためのイクボス実践法をご紹介しました。

 

【講師紹介】
株式会社Waris 長谷川 晃司
マーケティング/Waris Innovation Hub プロデューサー
WisH プロフェッショナルパートナー

◆経歴

上智大学 文学部社会学科卒業
旅行会社勤務を経て、2000年にニフティ株式会社に入社。
WEBサービス部門を中心に、複数部門で10年以上に渡り
管理職として女性を含む多様な部下のマネジメントを経験。
その実績が評価され厚生労働省
「イクボスアワード2015」においてグランプリを受賞。
2017年に男性2人目の社員として株式会社Warisに参画。
主にマーケティングを担当しつつ、
新しい働き方に関するセミナー、研修や様々な情報発信を行う。

 

 


1、イクボスの目指すゴールとは

まず、「イクボス」についての説明が講師からありました。

イクメンとイクボスを一緒にされがちですが、
「イクボス」とは、職場で共に働く部下・スタッフのワークバランス(仕事と生活の両立)を考え、
その人のキャリアと人生を応援しながら、組織の業績も結果も出しつつ、
自らも仕事と私生活を楽しむことができる上司(経営者・管理職)のことを指します。
(対象は男性管理職に限らず、増えるであろう女性管理職も)

イクボスの目指すゴールは、

・部下、スタッフのワークライフバランスの向上
・組織の業績や生産向上
・自身も仕事と私生活を楽しめている
・・・という結果を目指すために、実際にどう歩んでいくのか
具体的なアクションを起こしていくことが大切となります。

 

参加された企業様の自社のイクボスの課題として下記のような声が多くでていました。

 

2.独自のイクボス診断から自身の弱み/強みを発見する

イクボス診断を取り入れることで、
上司は出来ていると思っていることが、部下は出来ていない。
この現状に気づくことができるとのことです。

実際に、参加されました方々に診断をしていただき、
自分の強み、弱みを把握していただきました。
また、グループ内で結果を共有し、同じ立場の人の
考えを知ることで、より多くの気づきを得ることができます。
違いを知ることは、とても大切なことです。

 

3、イクボスに必要な6つの要素を学ぶ

イクボスには必要な6つの要素があり、
3つのマインド「当事者意識」、「合理性・論理性」、「オープンマインド」と
3つのスキル「業務マネジメント」、「タイムマネジメント」、「コミュニケーション」
から成り立っています。
イクボスは、マインド重視になりがちですが、
マインドとスキルのバランスがとても大事
バランスよく目指すことで、目指すイクボスに近づくことができます!

そもそも6つの要素とは何か
事例も取り入れながら、講師により、ひとつ、ひとつ詳しく解説をしていただきました。

 

4、イクボス実践グループワーク

実際に、ご参加された方々にワークを体験していただきました。

今回、取り組んでいただいたワークは
職場のメンバーを「見える化」
イクボス実践法「制約社員を可視化してみる」
※「制約社員=育児/介護等による時短勤務、産育休業を取得している部下」

 

実際にワークを取り組むことで、
わずか3年で制約社員が2倍~3倍に増えることが読み取ることができました。
数字がでることで、当事者意識が芽生えると共に、
予測を立てることができるので、事前に準備ができ、
アクションを起こすことが出来ます。
管理職としての責務が果たせる結果に繋がることを理解していただき、
参加者の方々にも参考にして頂けたようです。

 

【参加者の声】実施後アンケートより抜粋

「実体験に裏打ちされた、具体的な内容と説明に説得力があった」

「現場のマネージャーがいかに当事者意識を持つかが課題であることがわかった」

「人事にやらされている、という状態から自分事として取り組んでもらうために有効なアプローチであると感じた」

 

 

【担当プロデューサーより】

ダイバーシティコンサルタント 堀江聡子

「イクボス」という言葉からイメージされると、
”育児支援を積極的に行う管理職”のような、配慮が出来ている上司
を連想される方も多くいるかもしれません。

しかし長谷川講師は決して、育児中の女性社員に優しいだけの上司ではない、
というところが、じつは今回のテーマの肝なのではないかと思い、企画しました。

私も実際に幼児を抱えながら働くワーママです。
急に子供が熱を出したりして、仕事に影響が出ることはもちろんあります。
でもだからと言って、誰かの裏方的なサポート業務をしたい、とも思いません。
極力周囲に迷惑をかけないように、何重にも保険をかけながらでも
自分の価値を最大限発揮できることに携わりたいし、
一方で子供と過ごす時間的余裕も欲しい。
欲張りかもしれませんが、それが本音です。

もちろん私とは異なる考えのワーママもいるでしょう。
ワーママのみんなが同じ考えや、同じ思考であるはずかないのは、
特に時間的な制約がない社員でも同じこと。

今後は出産や育児の中心をなす女性だけでなく、
団塊世代の親を抱えた40~50代の介護問題は、
男性にもいつ自分の身に降りかかるかわからない状況です。

あるいは自分自身や家族の病気療養と長期間関わることもあるかもしれない。
人生100年時代を見据えて、副業したいと思うかもしれない。

 

長谷川講師は、そんな仕事や働き方に対する価値観が変化する中で
メンバーマネジメントをある意味で非常に合理的に考えられています。

時間的制約を問題にせず、パフォーマンスが上がっていれば良い。
急な休みが発生しても、常日頃から周囲と情報共有し、
フォローする側が困るような状況にしない。

 

誰もがみんな同じ働き方をする時代は、終わったのです。
そのことに気づいて、これまでのマネジメント手法に固執するのではなく、
自らを柔軟に変えていく。
そして時間的制約がある部下にも、堂々とパフォーマンスを求め、
そこに何か障害があったら、一緒になって取り組み、課題解決していく。

まさに今の時代に求められている上司像そのものです。

過去の成功事例だけでなく、現役の管理職として
今尚、イクボスとして工夫され続けている当事者だからこそ、
現場管理職の置かれている環境を理解し、思いに寄り添い、
現場で実践できる様々な工夫を提供できるのだと思います。

確かに、現代の管理職は大変です。
様々な板挟みに遭い、「だったら、どうすりゃいいんだよ」と
嘆く気持ちもわかります。

しかし「大変だ、大変だ」と言っているだけでは、何も変わらない。
どうしたら目の前の部下が、任されているチームが、
そして何より自分自身が、気持ちよく成果を発揮するために
何をすべきか。

具体的なアクションに繋げる管理職の小さな一歩が、
やがて組織全体を変革するまでの大きな力となっていく。
そんな機会を提供できればと考えています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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