予測困難なVUCAの時代。
ポストコロナや物価高、少子高齢化、グローバル化などが与える影響は大きく、
各企業、その対応が迫られています。
変化が激しい市場において、企業が競争力を維持し生き残るためには、異なる背景や価値観を持つ多様な人材を活かし、成長し続ける企業をつくることが必要不可欠なことを、
多くの方が認識されていることと思います。
 
各企業、管理職・役員層を筆頭にダイバーシティマネジメントの取組みをすすめており、インプット中心の「学習する」フェーズから、アウトプット中心の「実践する」フェーズへと舵をきっている様子も見受けられますが、現場浸透には、まだまだつながっていないという声も多く耳にします。
 
D&I推進に必要な考え方をインストールし、取組みを進めていても、
なぜ企業ごとに推進スピードに差が出てしまうのか。
ボトルネックとなっているのは、「全社の巻き込み方」「管理職のマネジメントに対する考え方の歪み」にヒントがあるかもしれません。
 
今回のセミナーでは、D&I推進のキーとなるダイバーシティマネジメントに焦点をあて、管理職層にインストールすべき新たな考え方とともに組織全体へと波及するD&I推進のヒントを、
「制度改革」・「意識改革」・「風土改革」の3つの観点から実践レベルまで落とし込み、お伝えします。
 
現在の管理職が、求められるマネジメントスタイルが従来と異なることを理解し、
多様な価値観を持つ部下・メンバーとどのように信頼関係を構築していくのか？
ハラスメントと部下指導、指示の境界線を学び、自信を持って部下育成に臨むために必要なこととは？
自身、部下の感情を正しく捉え、相手に応じて適切に関わるために必要なポイントは何か？
そして、多様な部下が成長実感をもって自律型人材として活躍し続けるために管理職に必要なことは何か？
 
多様な人材を最大限に活かしマネジメントするために本当に必要なことを、
現場を知り尽くす組織開発コンサルタントがお伝えします。
短期的ではなく中長期的に成長し続ける企業になるために、「点」での取組みではなく、
「線・面」で効果的にアプローチする新たなD&I推進のヒントをお持ち帰りください。

講師

『人材から人財へ。多彩な人事経験で“職場のリアル”を熟知する現役組織開発コンサルタント』
 
樋口　しのぶ
HRDサポート　代表慶應MCC客員コンサルタント/山梨県立大学キャリアサポートセンター客員コンサルタント
WisH株式会社　プロフェッショナルパートナー
 

経歴

山梨県中央市出身、学習院大学文学部卒。
東証プライム上場企業に１８年間勤務。
人事部に所属し、人材育成部門の責任者として新入社員から管理職、
役員候補までの社員教育・人材育成を担う。
平行して近年増加傾向にあるメンタルヘルス不全社員へのカウンセリングも担当。
2013年から人事コンサルタントとしての活動を開始し、
厚生労働省山梨労働局及び甲府市役所の労働相談員としても労使双方の労働相談を担当。
企業規模にかかわらず、人材に関する各種相談へのコンサルティングや、
マネジメント研修・リーダーシップ研修などの研修提供や、
人材育成に関する相談への対応やヒューマンスキルに関する各種セミナーも実施している。

資格

EQGA公認プロファイラー、国家資格キャリアコンサルタント
産業カウンセラー・アンコンシャスバイアス認定トレーナ
アンガーマネジメントファシリテーター