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ダイバーシティ Café - WisH ブログ

Vol.23 門野淑香
ご挨拶
2022.09.06

はじめまして!
ダイバーシティコンサルタントの門野(かどの)です。
(写真は”まじょになりたかった頃”の私です)

2社を経てWisHに入社し、早数か月が経ちました。
今回は自己紹介を兼ね、D&Iに関わりたいと考えるようになった原点などを振り返ってみたいと思います。

振り返ってみれば小中学生くらいの頃から、“バリバリ働くかっこいいキャリアウーマン”(死語?)になりたいと思っていました。
もう少し正確に言えば、幼少期から性別役割分業の価値観に違和感を覚え、その枠組みから外れたい、という感覚があったと思います。
幼稚園で「しょうらいのゆめ」を描くお絵描きの時間、周りの友達がみんな「おかあさん」の絵を描く中、

「女の子はみんな『おかあさん』になりたいものだ、という大人からの外圧に屈してはならないのだ!」

と幼心に反発心を覚え、自分は違うと、「まじょ」の絵を描いたことを今でも覚えています。
幼いながらに、性別に付随した抑圧を感じていたのだと思います。(そこで描いたのがなぜ魔女なのかはわかりませんが・・・笑)。
こんな子供だったので、おそらく性別役割分業的な価値観の逆張りとして、

“かっこよくバリバリ働く女性”になりたい

と考えるようになったのでしょう。

時は流れ、私は“かっこよくバリバリ働く女性”を思い描きながら、BtoBイベントを主催する会社に新卒入社しました。
比較的女性の多い職場で、育産休や時短制度なども整った企業でしたが、数年働くうち、果たしてこれが「女性の働きやすい職場」なんだろうか、とわからなくなりました。

「時短勤務をしているのは、子供を持つ女性だけ…(子持ちの男性はなぜ時短勤務をしないのだろう?)」

「課長になっているのは、独身で子供のいない女性ばかり…(結局、長時間働けないと課長になれない?)」

「男性課長陣は休日に部長と仲良くゴルフ、女性は参加せず…(職場以外での交流は自由とはいえ、その輪にいない女性は本当に不利にならないのかな?)」

「これだけ女性社員の比率が高いのに、役員のほとんどを男性が占めている…(課長陣には女性も多いのに、なぜ部長以上には少ないのか?)」

このような疑問を通じていろいろと思考をめぐらす中で、諸先輩のような“バリバリ働く女性”になってしまうと、自分自身や組織のためにならないのではないか?と考えるようになりました。むしろ、自分が“バリバリ働くかっこいい女性”になることは、これまで“バリバリ働ける人”向けにしか作られてこなかった組織の状況に迎合することになり、ジェンダーギャップを広げることに加担すらしてしまうのでは?

……そんな葛藤が生まれました。

同時に、自分の思い描いていた「働く女性像」は一面的だったことにも気づきました。自分の中でも、女性がフルタイムで責任ある仕事をするのは珍しくてすごいことだ、というバイアスがありました。
だからこそ、身近にいる“おかあさん”ではなく、なんだかすごそうな“キャリアウーマン”(死後?)に憧れを持ったのでしょう。
ただし、このバイアスは私自身だけが作り上げたものではない、とも考えています。
社会全体で持っているバイアス(ドラマやCM、小説やアニメでの女性の描かれ方、子供の時に見た周りの大人の態度、上司や同僚の言動等)に影響を受けた結果だと言えるはずです。

こうして私は、長時間労働がベースになっている社会や組織、業務の仕組み、性別役割分業、それらによって生じるジェンダー間の負のギャップをなんとかしたい、と考えるようになりました。

私にとってダイバーシティコンサルタントとしての仕事は、この大きな命題にチャレンジするための大事な歩みです。
同じ思いを持ったクライアントの皆さまと連帯し、世界ジェンダーギャップランキング最下層のこの社会を、少しでもよい方向に動かす、小さな力になれたらいいなと思っています。

  • 門野淑香
  • Writer

    Shizuka kadono

    門野 淑香

    ダイバーシティコンサルタント

プロフィール

子供の頃から「“バリバリ”働くかっこいい女性像」に憧れを抱き就職。しかし徐々に“バリバリ”への違和感を持つように。BtoBイベント事業会社、スタートアップ企業を経てWisHへ参画。誰もが自分らしく、健やかに働ける社会を目指すコンサルタントとして奮闘中。

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