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ダイバーシティ Café - WisH ブログ

Vol.15 前島あかね
新しい取り組み
2019.04.19

こんにちは。WisHの前島です。
4月は、新年度、新入社員、新学期、など「新」が多い時期ですね。

 

WisHでも新しい取り組みをはじめました。
わかりやすい言葉で言うと、”会議改革”になるでしょうか。

みなさんの組織では、会議はどのように実施されていますか?
会議室に集まって、司会がいて、資料は事前に送信されて、そのアジェンダに沿って、進行、でしょうか?

WisHも2週に一度、定例会を実施しています。
これが直近の風景です。

 

オンラインビデオ会議ツールは、各個人・メンバー同士では以前からいろいろ使用していますが、
それはあくまでも1対1だったり、単発の会議だったり、
または定例会議でどうしても集まれない場合に「いたしかたなく」使い、
集合できないのが2名以上の場合はリスケ、というのがこれまでの状況でした。

定例会議は対面でやろう、
多様な働き方をしているメンバーが、定例の会議でさえも顔を合わせなくなることは避けよう、
ということを基本ルールにしているためです。

 

今回初めて、ほぼ全員がオンラインで、
それぞれのアカウントからログインしてつながる方式で定例会議を開催しました。
場所も会議室、自宅、車の中、移動しながら、などまさに多様でしたが、
ツールの進化のおかげで、ほとんどストレスなく、2時間の会議を進められました。

 

これまで対面が原則だったのにどうして?と思われたかもしれません。
きっかけは、たまたま何人かが物理的に集合して会議を実施することが難しかったためなのですが、
大げさに言うと、我々の意識が多少”変革”されたためだったように思います。

 

少し前からWisH一部メンバーで、
タスク以外の話をする、純粋に関係性を深めるための場を持つようになりました。
(話の展開上、タスクの話をすることは多分にありますが)

その理由は、2週に一度一定時間を共有していても、関係性は強化されない、
という当たり前の事実にぶち当たったからです。

WisHメンバーは、時間的・物理的に働き方に制限がある人が多い

会議で拘束する以外に、関係性を深めるような「余分な」時間をとるのは無理
(あるいは申し訳ない)

という暗黙の了解のもと、集まったり散ったり活動を行なってきましたが、
あるとき、いわば”ほころび”が生じました。

 

 

多様な社会になりつつあると言われる昨今ですが、多様さの中にも、
プロフィール(属性)の多様化
価値観の多様化
状況の多様化
が相まった状態になっていることを私は感じています。

 

プロフィールの多様化。
ダイバーシティが話題になり始めた当初、フォーカスされていたのはこの切り口でした。

それだけじゃない、価値観の多様化こそが組織にとっては重要で本質、
という話が、次に展開されました。
どちらもその当事者に属する多様化の切り口で、変化は少ないことです。

それに対して状況の多様化は、
それぞれの関係者(主にはパートナーや家族など)が絡むことが多く、
また時間とともに変化します。
両親は老い、子どもは成長し、それぞれ病気をしたりケガをしたり。
ここまでは想像できても、
家族の形態も様々、医療技術の進歩で闘病や通院の形態も従来と変わってきている、
となると、だんだん想像の域を超えていきます。

個人の数だけ、抱えている状況が多様。
当たり前のことですが、それを抱えながら、各自が仕事をしている。

この状況の多様性について、
仮に他人に言いたくないことであっても、
自分のことではない(家族の問題だから)というためらいがあったとしても、
可能な範囲で共有しておくことが、多様な生き方を尊重し合う組織では、必要なことです。
そこから、個人の尊重や相互補完、そして相乗効果が、本当に生まれるのではないでしょうか。

 

“タスク以外の話をする会議”では、
状況の多様性の話も、
そして価値観の話も、しています。
各自の状況に耳を傾けながら、互いにどうコラボしていくか、
組織としてどう動いていきたいか、に行き着きます。

と言っても、時にはお土産のお菓子をつまんだり、大爆笑しながらの会議でして、
はたから見るとそんな大事な話をしているようには見えないかもしれませんが…

 

 

新しい季節に、新しい取り組み。
みなさんはどのようなことを始めていらっしゃるでしょうか。

 

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